2008年12月29日月曜日

Ubuntu セッション (自動起動するプログラム) 見直し

■ セッション (自動起動するプログラム) を見直す

USB (microSD) ブート Ubuntu で、ログイン時に自動起動するプログラムのうち不要なものを起動しないようにする。

プログラム説明
BluetoothBluetooth デバイスを使用する場合に使用
Trackerデスクトップ検索ツール
Tracker アプレットTrackerでの検索とインデックスサービスの管理や監視
Update Notifierアップデート通知デーモン

Tracker は使わなければアンインストールしていいかも。

# apt-get remove tracker

ubuntu-mobile を試してみた (けどやめた)

■ ubuntu-mobile をインストール

【注意!】 これをやると簡単には元に戻らないので、やるときは新しくユーザを作ってから試した方がよい。

# apt-get install ubuntu-mobile

インストールが完了すると、ツールバー他のフォントがデフォルトより若干大きくなりました。
CellWriter のアイコンがツールバーに追加されました(ソフトウェアキーボード)。
あと、DevilsPie が起動し、すべてのアプリケーションが強制的に最大化、さらにタイトルバーが表示されない状態になりました。
UMPC (Ultra Mobile PC) だと便利かもしれませんが、デスクトップ PC や通常のノート PC では操作しにくくなるので、セッションから外した方がよいかも。
netbook-launcher を起動するようにすると、デスクトップ環境が UMPC らしくなるそうだが、 自分がいつも使っているユーザで試してしまったので、ここまででやめることにした。
将来 UMPC を買うことがあれば、試してみようかなと思った。

■ ubuntu-mobile 導入前の状態に戻す方法

完全に元に戻ったかどうかはわかりませんが、見た目は元に戻ったので、メモとして残しておきます。

・ubuntu-mobile をアンインストール

# apt-get remove ubuntu-mobile

・「システム」→「設定」→「セッション」→「自動起動するプログラム」から以下を削除

  • DevilsPie
  • CellWriter
・「システム」→「設定」→「外観の設定」の「フォント」のサイズをすべて 10 に設定
・「システム」→「システム管理」→「ログイン画面」でログイン画面設定を元に戻す

Ubuntu に Skype をインストール

■ Skype のインストール方法

参考 Sype - Community Ubuntu Documentation
「システム」→「システム管理」→「Synaptic パッケージマネージャー」
「設定」→「リポジトリ」→「サードパーティのソフトウェア」を開く。

deb http://download.skype.com/linux/repos/debian/ stable non-free
を追加。

「再読込」をクリックして、skype をインストール。

USB (microSD) Ubuntu にインストールしてみたが、ディスクアクセスが増えたりして…。 いつか調査したい。

USB (microSD) ブート Ubuntu から mlocate 削除

■ mlocate を削除

USB (microSD) ブート Ubuntu では、なるべくディスク(メモリ)書き込みを減らしたいので、 mlocate を削除しておく。
この環境で、locate コマンドを使ってファイルを探す機会もないし、必要なら find コマンドでファイルを探せばよい (ディスク容量も少ないので、これで十分)。

# apt-get remove mlocate

find でファイルを探すとき (カレントディレクトリ以下を検索)。

$ find . -name [探したいファイル名]

2008年12月28日日曜日

Ubuntu 高速化

先日、Ubuntu 起動時間短縮 を試みたが、他の手段も試してみる。

■ Ext3 ファイルシステムの高速化

Ubuntu の Ext3 ファイルシステムのデフォルトは data=ordered になっている。
これを data=writeback に変更する。

参考: linux-2.6.13-rc3/Documentation/filesystems/ext3.txt の和訳

* オーダモード
data=ordered モードのとき、ext3 は表面上、メタデータのみをジャーナルしますが、 メタデータとデータブロックは、トランザクションと呼ばれる1つの単位に、論理的にまとめられています。 ディスクに新しいメタデータを書き込む時がきたら、関連データブロックが先に 書き込まれます。一般的に、このモードは、ライトバックより少し遅い動作となりますが、 ジャーナルモードより、かなり早くなります。

* ライトバックモード
data=writeback モードのとき、ext3 は常にデータをジャーナルしません。 これは、XFS, JFS, ReiserFS のデフォルトモード(メタデータジャーナリング)と 同レベルのジャーナリングを提供します。 クラッシュ + リカバリ で、クラッシュ直前に書き込まれたファイル内に不正データが 現れるかもしれません。このモードは、典型的に、最高の ext3 パフォーマンスが得られます。
# vi /boot/grub/menu.lst
  2 箇所に rootflags=data=writeback を追加
  (変更前) # defoptions=quiet splash 
  (変更後) # defoptions=quiet splash rootflags=data=writeback
  (変更前) # altoptions=(recovery mode) single
  (変更後) # altoptions=(recovery mode) single rootflags=data=writeback

# update-grub

# vi /etc/fstab
  relatime を noatime,nodiratime,data=writeback に変更
  UUID=**** /               ext3    noatime,nodiratime,data=writeback,errors=remount-ro 0       1

# tune2fs -o journal_data_writeback /dev/sdb2

■ swap の調整

swappiness の値 (0〜100) を調整することで、swap の頻度を変更することができる。
値が大きいほど、swap の頻度が多くなる。デフォルトは 60。
メモリが 256MB あれば 20 以下でも良いらしい。

■ 一時的に変更する場合
# sysctl -w vm.swappiness=20
# sysctl -n vm.swappiness
20

■ 常に値を変更する場合
# vi /etc/sysctl.conf
  vm.swappiness = 20 を追加

■ 結果

bootchart で確認したところ、USB-microSD ブート環境で 31 秒 (4 秒短縮)。

■ 2009/01/11 追記

grub のタイムアウト時間を変更 (デフォルト 3 秒 → 2 秒)。
これは bootchart の起動時間には反映されないけど、3 秒も必要ないので、1 秒だけ短縮。

# vi /boot/grub/menu.lst
  timeout 3 を timeout 2 に変更

■ 2010/05/23 追記

grub のタイムアウト時間の変更方法が、10.04 では変わっていた。
デフォルトも 10 秒になってた。

# vi /etc/default/grub
  GRUB_TIMEOUT=10 を GRUB_TIMEOUT=2 に変更

# update-grub    (設定を反映)

■ 次にやること

まさおのブログ (表): Firefox アドオンについて

2008年12月27日土曜日

Ubuntu 起動時間短縮

日経 Linux 2009.1 の記事 「超速起動の Linux を作る」を参考に、Ubuntu の起動時間短縮を試みる。

■ bootchart 導入

# apt-get install bootchart

起動する度に /var/log/bootchart/intrepid-日付-*.png ファイルが作成される。

■ CONCURRENCY 機能を有効化

# vi /etc/init.d/rc
  CONCURRENCY=none を CONCURRENCY=shell に変更

■ /etc/rcS.d/ で起動される不要なサービスを停止する

# apt-get install sysv-rc-conf
# sysv-rc-conf

不要なサービスを停止する ([X] を外す)

停止してもよいサービス一覧 (環境によって要調整)

サービス名説明
apparmorアプリケーションを攻撃から守るセキュリティツールを起動
dns-cleanPPP 接続などで DNS 情報をクリーンアップする
pppd-dnsPPP 接続用の DNS 設定 ( PPP 使わないなら不要 )
nvidia-kernelNVDIA の GeForce シリーズが必要とするカーネルモジュールをロードする
pcmciautlモバイル PC の PCMCIA の利用に必要
apportクラッシュをリポートするツールを起動
avahi-daemonネットワーク版のプラグ&プレイサービスを起動
bluetoothbluetooth 関連のサービスを起動
cupsプリントサーバやクライアントサービス
dhcdbdDHCP クライアントに D-Bus インタフェースを提供
hplipHewlett-Packard 製のネットワークプリンタを検出する
laptop-modeモバイル PC などでバッテリ残量に応じたパワー制御を行う
powernowd*CPU のクロックやコア電圧を制御して省電力化を行う

■ 結果

現状 35 秒。(最初が何秒だったか調べていない…)

■ その他

USB (microSD) ブート Ubuntu の場合は、あとで bootchart をアンインストールしておく。
起動の度に、メモリ書き込みが発生するため。

# apt-get remove bootchart

■ 次やること

まさおのブログ (表): Ubuntu 高速化

● Ubuntu, 高速化, 短縮

Ubuntu インストール後にする設定

■ CapsLock キーを Ctrl キーに変更

「システム」→「設定」→「キーボード」
「レイアウトタブ」の「Other Options...」をクリック
「Ctrl キーの位置」で「CapsLock をもう一つの Ctrl にする」を選択

■ su で root ユーザに切り替えられるようにする

Ubuntu のデフォルトでは、su で root ユーザになろうとしてもなれません。
root ユーザ権限でコマンドを実行する度に、sudo を入力するのは面倒なので、
root ユーザに切り替えられるようにします。

$ sudo passwd root

■ 標準のテキストエディタを切り替える

デフォルトは nano になっているので、vim に切り替える。
まずは、vim をインストール。

# apt-get install vim

select-editor で切り替え

# select-editor

Select an editor.  To change later, run 'select-editor'.
  1. /usr/bin/vim.tiny            
  2. /bin/ed            
  3. /bin/nano  <---- easiest
  4. /usr/bin/vim.basic            

Choose 1-4 [3]: 4

■ UTC を使用しないようにする

# vi /etc/default/rcS
  UTC=yes を UTC=no に変更

■ ホームディレクトリ直下の日本語ディレクトリ名を英語に変更する。

ホームディレクトリ直下に以下の日本語名ディレクトリがあるのですが、シェルから移動するときに不便なので、英語に切り替えます。
デスクトップ 音楽 画像 公開 雛形 動画 文書

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
  (Update Names を選択)
Moving DESKTOP directory from デスクトップ to Desktop
Moving DOWNLOAD directory from デスクトップ to Desktop
Moving TEMPLATES directory from 雛形 to Templates
Moving PUBLICSHARE directory from 公開 to Public
Moving DOCUMENTS directory from 文書 to Documents
Moving MUSIC directory from 音楽 to Music
Moving PICTURES directory from 画像 to Pictures
Moving VIDEOS directory from 動画 to Videos

■ 以下、2009/04/26 追記

■ 必要なパッケージをインストールする

lv (テキストビューア) は必要なので、インストールします。 あと、mirage (画像ビューア) も入れておきます。

# apt-get install lv
# apt-get install mirage

■ X-mouse の設定を行う (マウスカーソルのあるウィンドウをアクティブにする)

やっぱり、X-mouse の設定は有効にしておかないと。

「システム」→「設定」→「ウィンドウ」
「マウスが移動した先のウィンドウを選択する」にチェックを入れる

■ 2009/07/03 追記

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update を何度実行してもディレクトリ名が日本語のままの時がある。
そんなときは以下を実行すれば良い。

$ xdg-user-dirs-update --force

■ 次やること

まさおのブログ (表): Ubuntu 起動時間短縮

● デスクトップ, Desktop, 日本語, 英語, フォルダ, ディレクトリ, Ubuntu, インストール後, 最初, 初期設定, saisho, shokisettei

2008年12月26日金曜日

microSD 8GB + USB アダプターに Ubuntu をインストール

microSD 8GB と、Buffalo microSD専用 USB2.0/1.1 フラッシュアダプターで、 USB (microSD) ブート Ubuntu を作成してみました。
(Make USB Startup Disk を使わず、通常インストールした場合のメモです)
Make USB Startup Disk で作成した場合も試してみましたが、起動時間が遅かったので、通常インストールにしました。

■使用したもの

Ubuntu Ver.8.10 Desktop 日本語 Remix CD
microSD上海問屋 セレクト microSDHCカード 8GB (Class6)
USB アダプターBuffalo BSCRMSDC(WH|BK)
使用した PCDELL Inspiron 5100

■パーティション:

FileSystemマウント位置サイズ
/dev/sdb1/windows約 1GB (Windows のメモリとしても使用可能。先頭に配置すること)
/dev/sdb2/約 6GB (ルートパーティション)
/dev/sdc3swap約 1GB (スワップ)

(※ 私の環境の場合、microSD は /dev/sdb でした)

■インストール時の注意点

grub のインストールを /dev/sdb にしておかないと、 インストール時に使用した PC が起動しなくなる可能性があります。
(1回やってしまいました。復旧できましたが…)

■インストール直後のパーティション情報

# df
Filesystem           1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
/dev/sdb2              5803268   2283996   3224480  42% /
tmpfs                   386784         0    386784   0% /lib/init/rw
varrun                  386784       116    386668   1% /var/run
varlock                 386784         0    386784   0% /var/lock
udev                    386784      2796    383988   1% /dev
tmpfs                   386784       116    386668   1% /dev/shm
lrm                     386784      2000    384784   1% /lib/modules/2.6.27-7-generic/volatile
/dev/sdb1               994036         4    994032   1% /windows

ひとまず、今回はインストールまで。

■ 2008/12/27 追記

たまに Firefox を使っていると Firefox が固まってしまうことがある。
何か対策できるかなぁ。